ネイビーウィングの翔破

シアトル・シーホークス応援ブログ

【13】直近の動向のまとめ

 

 ここ数日間のシーホークスの動きを紹介します。

 

エゼキール・アンサと正式契約&ネイト・オーチャードをリリース

 現地時間の先週金曜、シーホークスはDEのエゼキール・アンサと正式に契約し、同時に4月の初めに契約をしていたDEネイト・オーチャードをリリースしました。オーチャードのリリースはロースターの人数調整のためであり、また彼に保証金はありません*1*2

 ちなみにアンサは、シーズン最初の1か月を欠場する見込みです*3

 

DTアル・ウッズと契約

 さらにシーホークスは金曜、DTのアル・ウッズと契約しました。先月シーホークスを訪問していたウッズは32歳、2011年にはシーホークスで2試合プレイしています。2010年に4巡目で指名され、これまで111試合に出場して43回先発、昨年はコルツで14試合に出場、8サック、24タックルを記録しています。9年間のうちバッカニアーズタイタンズスティーラーズでプレイした経験があります。

 DTは前回の記事でお伝えした通り、ピート・キャロルが必要性を明言していたポジションで、シャマー・ステファンの抜けたあと、ルーキーのデマーカス・クリスマスの加入とともに、強力なベテランが加わった形です。

 ウッズはジャラン・リードとともに、ノーズタックルでのプレイが見込まれています。現時点でのインテリアラインマンはこのほか、クイントン・ジェファーソン、ポナ・フォード、ジャミ―・メデア、そしてドラフト外ルーキーのブライアン・モネ、ジェイティー・ティウリがいます*4*5

 

ダグ・ボールドウィンツイッターで引退表明か

 

 先日リリースされたダグ・ボールドウィンが、引退宣言とみられるツイートをしています。

 上記のツイートを含めた20のツイートにおいて、若き自分にむけて、と題し、自身のフットボール人生を振り返る形で、印象的な写真とともに過去の自分へのメッセージを送っています。そのキャリアにおいてさまざまなミスを犯し、挫折をし、その中でNFLでのチャンスを得たこと、たくさんの友人に恵まれたこと、コーチに感謝していること、愛する女性に出会えたこと等を綴っています。幼い自分が求めたこととNFLのキャリアにおいて得た賞賛との間の乖離についても語っています。

 

最後に

 オーチャードを失うことにはなりましたが、それ以上の期待を抱く形でアンサとの正式契約になりました。ルーキーのコリア―とともに、パスラッシュ(もしくはLeoでのカバー)での活躍がきっとみられることでしょう。DTはステファンが抜けたあとの補強ポイントでした。エンダマカン・スーの名前も挙がってはいましたが、サック数も多いウッズの加入はディフェンスラインの向上につながる可能性大だと思います。

 S、CB、EDGE、LB、DLと、シーホークスのディフェンスはFAとドラフトを経て大きく様変わりしています。今回のウッズとの契約はその総仕上げという形になるかもしれません。今後はベテランとの契約があるとしても、オフェンス(OLもしくはWR)に焦点が移るのではないでしょうか。WRについては、デズ・ブライアントの名も挙がっています*6が、これまでお伝えしている通り、個人的には現行の状態で様子見が十分だと思います。

 ボールドウィンツイッターは非常に感動的です。何かの節目に、その人生を支えてくれた人への感謝という名目を取り、結果として自分の功績を婉曲的に並べるようなものではなく、ボールドウィンの文章には自己の弱さも本当の気持ちもすべて込められていると思います。キャリアの自慢は見受けられません。そういう点で、引退に際しての、自省とも、周囲へのメッセージともとれる小説チックなものになっていると思いました。ちなみにリチャード・シャーマンとの写真が、私としてはとても印象的です。

 

今回は以上です。