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【20】パスラッシュに更なる暗雲-DTジャーラン・リード、6試合出場停止

 

出場停止処分の詳細

 フランク・クラークがトレードされ、新たに加わったエゼキール・アンサの復帰の見通しが見えていない中で、パスラッシュ陣にさらに問題が発生しています。

 DTのジャーラン・リードが、6試合の出場停止処分を受けました。リードが2017年の一件で、NFLの私的行為約款に違反したことが理由とされます。警察は、リードが、当時の彼女に対して暴行を加えたとしていますが、賠償請求や逮捕はされていません。事件から2年以上の時間が経過していますが、NFLはその判断によって適時に処分を下すことができる点、女性の主張が事件の実体だと判断され、今回の処分に至ったようです。

 リード自身はNFLの決定に全面的に反対しています。一方で、この状況を受け入れて責任を取ると語り、友人や家族、チームメイト、ファンに対して、謝罪するとともに更生していく旨をツイートしています。

 

 練習やプレシーズンでのプレイはできますが、復帰は10月14日になります。ベンガルズスティーラーズ、セインツ、カーディナルズラムズ、ブラウンズとの試合には出場できないことになります。111万6768ドルのベースサラリーから、この6試合分、おおむね39万4153ドルの支払いになる見込みです。

*1*2*3*4

 

DLのゆくえ

 リードは2018年、10.5サック、50タックルを記録し、サック数ではDTの中で4位タイで、ディー・フォードやアーロン・ドナルドに次ぐ数字です。彼が抜けるのは痛手ですが、シーズンの後半までのDLにとっては躍進の機会でもあります。個人的に考える有力候補順にDTの選手を挙げてみます。

 

アル・ウッズ

ポナ・フォード

クイントン・ジェファーソン

ナザイア・ジョーンズ

ジェーミ―・メーダ―

デマーカス・クリスマス

 

 ベテランのウッズはノーズタックル、2年目のフォードは3テクニックでのプレイが見込まれ*5、有力候補です。4年目のジェファーソン、ジョーンズ、メーダ―と続きますがこの3人は甲乙つけがたいところです。クリスマスも3テクニックのスポット候補ですが、ルーキーということで下位になっています。

 また今回の件をうけて、ベテランの追加の可能性もあり、アール・ミッチェル、コーリー・リジェットが候補にあがっています*6。スタッツではリジェットがサック数で圧倒しており、キャリアでの獲得金も、ほぼ同じキャリア年数のミッチェルの約2倍で、契約金は高額になると思われます。

 

 

今回は以上です。