【34】2019-2020シーズン week13 vs.Vikings
前半に不調だったシーホークスは、3度のターンオーバーを含め後半に巻き返しを図り、ランゲームで勝利を引き寄せました。NFC西地区首位となったシーホークスは現在、プレーオフ第2シードにまで上り詰めています。
①スコア
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
---|---|---|---|---|---|
シーホークス | 7 | 3 | 17 | 10 | 37 |
バイキングス | 7 | 10 | 0 | 13 | 30 |
②スタッツ
passing | c/a | yds | TD | INT |
---|---|---|---|---|
QBウィルソン | 21/31 | 240 | 2 | 1 |
rushing | car | yds | TD | |
RBカーソン | 23 | 102 | 1 | |
RBペニー | 15 | 74 | 1 | |
receiving | rec | yds | TD | |
WRメットカーフ | 6 | 75 | 0 | |
WRモーア | 2 | 65 | 1 | |
TEホリスター | 6 | 44 | 0 | |
defensive | tot | solo | sacks | |
LBワグナー | 10 | 7 | 0 | |
LBライト | 9 | 3 | 0 | |
Sマクドゥーガルド | 6 | 4 | 0 | |
fumbles | fum | lost | rec | |
WRメットカーフ | 1 | 1 | 0 | |
Sマクドゥーガルド | 0 | 0 | 1 | |
RBホーマー | 0 | 0 | 1 |
③注目選手
〇カーソン&ペニー
今シーズン7回のファンブルにも関わらず、キャロルがカーソンを見放さない理由がまたひとつ増えた試合となりました。リーディングラッシャーとして、カーソンは23キャリー、102ヤード、1TDを記録しています。復活を果たしたペニーも15キャリー、74ヤード、1TDでした。
いい動きをしている2人を見るのは楽しいと語るキャロルは、皆がどちらが主役になるのかずっと聞いてくるが、プランはない、としています。試合状況によってスナップ数が変わってくるのみであり、カーソンはスターターなので必然的にキャリーが増えるかもしれませんが、どちらが1番でどちらが2番ということはないようです。
〇WRモーア
Sのヘルプが全くなかったオープンフィールドに対して放たれた、ウィルソンの60ヤードパスをキャッチしたWRモーアは、先週のターナーに続いてオフェンスのビッグプレーを作りました。これで得点が24となったシーホークスは、その後の接戦を有利に進めました。
〇ターンオーバー
直近3試合で毎試合ターンオーバーが起きており、ディフェンスの強さが顕著に表れているのは非常に喜ばしいところです。49ers戦以降、ターンオーバーは11回となりました。
DEグリーンのFFからマクドゥーガルドのリカバーが発生し、相手WRディッグスへのパスはフラワーズがインターフェア気味でINTしました。
最後のキックオフリターンではターナーとホーマーによるファンブルリカバーで、相手のカムバックを阻止し、最終的に接戦となった試合を勝利に導きました。ホーマーは主にスペシャルチームで起用されていますが、今回の試合ではこのターンオーバーに加え、パントフェイクでしっかり1stダウンを獲得する活躍を見せています。ドラフトでもスペシャルチームの改善というのが大きな要素でしたが、スペシャルチームのルーキーたちは今後も活躍を見せてくれるでしょうか。
④課題
⑤まとめ
MNFの勝率がNFL史上最高となったシーホークスは、カーソンとペニーという両輪が回ることで、かねてからのテーマであったランオフェンスをしっかり機能させて、試合のコントロールに成功し始めています。そして、今回はサックが0回だったものの、ディフェンスがターンオーバーにつなげる働きをしていることが試合のターニングポイントを作っているようです。また、バラエティに富んだWR陣によって、TE問題やロケットの件、メットカーフのファンブルなどの考慮はあるかもしれませんが、異なる選手がターゲットになり、面白みがあったり相手ディフェンスの錯乱につながったりしている可能性はあります。ランやディフェンスが強くなったと同時にパスオフェンスは影を潜めてはいますが、ロケットの全快によって再びビッグプレーを量産してほしいものです。
また今回は、ペナルティがフラワーズによる1回のみと、非常に少なく抑えられています。キャロル下ではリーグトップのペナルティだったことがこれまで3回あり、ペナルティ数が15位よりも低い順位でシーズンを終えたこともありませんが、現在17位となっており、クリーンゲームの継続が期待されます。
"the second-half team"の名にふさわしい勝利を収めて、終わり良ければ全て良しを体現するシーホークス。「接戦はクール」だと冗談めくキャロルのもとで、ロン・リベラの去ったパンサーズを除く連続同地区対決を勝利で飾り、2019年を締めくくってほしいです。
参考
・Seahawks win fifth in a row while Kirk Cousins falls to 0-8 on Monday night – ProFootballTalk
・Pete Carroll having “so much fun” watching Chris Carson, Rashaad Penny – ProFootballTalk
・https://www.espn.com/blog/seattle-seahawks/post/_/id/33521/seahawks-in-first-place-in-the-nfc-west-after-latest-white-knuckle-win
・https://www.espn.com/nfl/team/_/name/sea/seattle-seahawks
・https://www.espn.com/nfl/undefined