ネイビーウィングの翔破

シアトル・シーホークス応援ブログ

【27】2019-2020シーズン week6 vs.Browns

 強力な選手たちをそろえた新生ブラウンズに挑んだ今週は、4回のターンオーバーが勝敗を決めることとなりました。シーホークスにとっては、スーパーボウル優勝の2013年以来の、5勝1敗スタートとなりました。

1.スコア

1Q 2Q 3Q 4Q
シーホークス 6 12 7 7 32
ブラウンズ 14 6 0 8 28

2.スタッツ

passing cp/at yds TD INT
QBウィルソン 23/33 295 2 0
rushing att yds TD
RBカーソン 24 124 1
QBウィルソン 9 31 1
receiving tar rec yds TD
WRロケット 5 5 75 0
WRメットカーフ 5 4 69 0
WRブラウン 5 3 29 2

3.注目選手

RBカーソン

 ファンブルを繰り返していたカーソンの姿はもうどこにもなく、直近3週の試合はカーソンのランを中心にオフェンスが進んでいます。RBペニーのインアクティブに伴いスナップ数は増え、24キャリー、124ヤード、1TD/4キャッチ、35ヤードを記録しています。2年前のドラフトで今回対戦したRBチャブを指名せず、ペニーを迎えたシーホークスですが、焦点となったそのキャッチ能力からも、長期化する怪我の観点からも、指名の是非が問われています。
 カーソンのバックでRBプロサイズも出場しましたが、ファンブルした後はフィールドに現れませんでした。

WRブラウン

 WR陣はロケットとメットカーフが中心となる中で、ブラウンは3キャッチ、29ヤード、2TDと存在感を見せました。

インターセプト(LBライト、Sトンプソン、CBフラワーズ)

 QBメイフィールドのインターセプト数が多いとはいえ、異なる選手がインターセプトを3回決め、これが勝敗を分けました。ライトは6タックルを決め、69回のスナップ中63回フィールドに立ちました。

CBグリフィン

 今シーズン好調気味のグリフィンは、PFFによるディフェンシブグレードがチーム最高の83.0でした。許したのは5ターゲットで2レセプション、14ヤードの獲得のみです。

4.課題

Kマイヤーズ

 先週FGを外したマイヤーズは、今回PATを外しました。相手も同じミスをしたため影響は少なくなりました。

サック

 メイフィールドにサックを決めることはできず、逆にウィルソンは3回サックを受けました。LTブラウン、RGフルーカーが欠場で、Cブリットの負担が増す中、Tファントはサックを許してしまいました。ジョーンズは、キャリア初のRGでのプレーでした。

スぺシャルチーム

 パントブロックがあった一方で、試合開始早々、セインツ戦を思い出させるビッグリターンを決められてしまいました。

5.TEディスリーが今季絶望

 エンドゾーン内で怪我をし、フィールドを去ったディスリーは、アキレス腱を怪我していて今季絶望となるようです。序盤から活躍が多かっただけに非常に残念な結果となりました。TEは復帰したウィルソンと練習生から昇格したホリスターが担います。また第8週にディクソンがIRから復帰する可能性があります。今回の件を受けて特に、レッドゾーンターゲットとしてのメットカーフの責任が増しそうです。

6.まとめ

 ウィルソンは相変らず好調で、類似が指摘されるメイフィールドとはかけ離れたモバイルQBとしての機動力、インターセプト無しの14TDを決める正確性や判断力を見せつけてくれました。強力ランディフェンスでチャブを前に進ませない一方で、平均5ヤード越えのカーソンの確実なランでボールをコントロールしました。スペシャルチームのミスや、相手の強力レシーバー陣に翻弄されるパスディフェンスが、相手を優勢にさせそうでしたが、ディフェンスがそれに勝りました。また、DLはベテランたちよりもジェファーソンの活躍が目立つ中、次週はDTリードが出場停止処分から復帰します。出場は不確実ですが、パスラッシュの更なる強化が期待されます。
 怪我は懸案事項で、ディスリーのシーズン絶望のみならず、OL陣の怪我も心配が残ります。


参考:
https://www.cbssports.com/nfl/gametracker/recap/NFL_20191013_SEA@CLE/
https://www.espn.com/nfl/team/_/name/sea/seattle-seahawks
https://www.nbcsports.com/northwest/seattle-seahawks
https://www.cbssports.com/nfl/teams/SEA/seattle-seahawks/